2022/10/09時点ガボンの新型コロナ感染者状況とGDPへの影響

今回はガボンの新型コロナの感染状況について簡単に整理します。

 

ガボンの基本情報

ガボンは中央アフリカの大西洋沿岸にある国です。

ガボンの人口は2016年時点で約180万人とアフリカでは比較的人口の少ないです。

また人口密度は6.6人/km2とアフリカでは5番目に人口密度が低くなっています。

 

一方、一人あたりGDPは2016年時点で20,500ドルとアフリカ平均の5,000ドルの4倍以上あり、アフリカ全体で3番目に位置します。

アフリカ諸国の基本的な経済指標については以前まとめていますので、そちらを参照してください。

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また、アフリカ諸国間のGDP成長率の相関については、以下をご覧ください。

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新規感染者数と死亡者数

以下は新型コロナの過去1週間移動平均の新規感染者数と死亡者数の推移です。

ガボンでは現在感染者数および死亡者数は抑えられています。

出所:Our World in Data

累計感染者数と死亡者数

以下は新型コロナの100万人あたりの累計感染者数と死亡者数の推移を表しています。

ここでは参考国として、日本、アメリカ、ブラジル、イギリス、インドを並記しています。

出所:Our World in Data

ガボンの直近の100万人あたり累計感染者数は2.1万人となっています。

これは、日本の17.3万人、アメリカの28.7万人、ブラジルの16.2万人、イギリスの35.3万人、インドの3.2万人に比べても低い水準です。

 

一方、100万人あたりの累計死亡者数については131人となっています。

参考国である日本366人、アメリカ3,153人、ブラジル3,204人、イギリス3,084人、インド376人に比べると低い水準です。

 

累計ワクチン接種者数

以下は100人あたりの累計のワクチン接種者数を表しています。

出所:Our World in Data

ガボンの直近の100人あたり一回目累計ワクチン接種者数は13人、2回目累計接種者数は11人です。

一方、参照国の2回目累計ワクチン接種者数は日本83人、アメリカ68人、ブラジル80人、イギリス75人、インド67人と比べてもワクチン接種が遅れています。

 

GDPへの影響

最後にGDPへの影響を確認します。

国際通貨基金(IMF)は経済見通しについて”World Economic Outlook Reports (WEO)”にて年に数回公表しています。

以下の表は2019年10月レポート以降のGDPの見通しの推移をまとめています。

%201820192020202120222023
ガボンWEO: Oct 20190.82.9(p)3.4(p)
WEO: Apr 20203.4-1.2(p)3.6(p)
WEO: Oct 20203.8-2.7(p)2.1(p)
WEO: Apr 2021-1.8(e)1.2(p)2.7(p)
WEO: Oct 2021-1.81.5(p)3.9(p)
WEO: Apr 20220.92.7(p)3.4(p)
日本WEO: Jan 20210.3-5.1(e)3.1(p)2.4(p)
WEO: Apr 2021-4.83.3(p)2.5(p)
WEO: Jul 2021-4.72.8(p)3.0(p)
WEO: Oct 2021-4.62.4(p)3.2(p)
WEO: Jan 2022-4.51.6(e)3.3(p)1.8(p)
WEO: Apr 20221.62.4(p)2.3(p)

注:(e)は推計、(p)は予測を表す。違いは公表時点で対象期間が終わっているかどうかで決まります。

 

直近の見通しではガボンの2022年と2023年は2.7%、3.4%と見込まれています。

 

 

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