2022/11/01時点ギニアの新型コロナ感染者状況とGDPへの影響

今回はギニアの新型コロナの感染状況とワクチン接種状況について簡単に整理します。

 

ギニアの基本情報

ギニアはギニアビサウ、シエラレオネ、リベリア、セネガル、マリ、コートジボワールを隣国にもつ大西洋に接する西アフリカの国です。

ギニアの人口は2016年時点で1,300万人とアフリカでは平均的な人口の国です。

一方、人口密度は53人/km2とアフリカ平均40人/km2より3割ほど人口密度の高い国です。

 

一人あたりGDPは2016年時点で1,200ドルとアフリカ平均の5,000ドルの3割程度であり、アフリカでは8番目に低い国です。

アフリカ諸国の基本的な経済指標については以前まとめていますので、そちらを参照してください。

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新規感染者数と死亡者数

以下は新型コロナの過去1週間移動平均の新規感染者数と死亡者数の推移です。

ギニアでは現在感染者数および死亡者数は現在では落ち着いています。

出所:Our World in Data

累計感染者数と死亡者数

以下は新型コロナの100万人あたりの累計感染者数と死亡者数の推移を表しています。

ここでは参考国として、日本、アメリカ、ブラジル、イギリス、インドを並記しています。

出所:Our World in Data

ギニアの直近の100万人あたり累計感染者数は2,700人となっています。

これは、日本の18.1万人、アメリカの28.8万人、ブラジルの16.2万人、イギリスの35.4万人、インドの3.2万人に比べると低い水準です。

 

一方、100万人あたりの累計死亡者数については33人となっています。

参考国である日本378人、アメリカ3,165人、ブラジル3,196人、イギリス3,099人、インド374人に比べると感染者数と同様に低い水準です。

 

 

累計ワクチン接種者数

以下は100人あたりの累計のワクチン接種者数を表しています。

出所:Our World in Data

ギニアの直近の100人あたり一回目累計ワクチン接種者数は38人、2回目累計接種者数は22人です。

一方、参照国の2回目累計ワクチン接種者数は日本83人、アメリカ68人、ブラジル80人、イギリス75人、インド67人となっています。

 

GDPへの影響

最後にGDPへの影響を確認します。

国際通貨基金(IMF)は経済見通しについて”World Economic Outlook Reports (WEO)”にて年に数回公表しています。

以下の表は2019年10月レポート以降のGDPの見通しの推移をまとめています。

%201820192020202120222023
ギニアWEO: Oct 20195.85.9(p)6.0(p)
WEO: Apr 20205.62.9(p)7.6(p)
WEO: Oct 20205.61.4(p)6.6(p)
WEO: Apr 20215.65.2(e)5.6(p)5.2(p)
WEO: Oct 20217.15.2(p)6.3(p)
WEO: Apr 20224.24.8(p)5.8(p)
WEO: Oct 20223.84.6(p)5.1(p)
日本WEO: Jan 20210.3-5.1(e)3.1(p)2.4(p)
WEO: Apr 2021-4.83.3(p)2.5(p)
WEO: Jul 2021-4.72.8(p)3.0(p)
WEO: Oct 2021-4.62.4(p)3.2(p)
WEO: Jan 2022-4.51.6(e)3.3(p)1.8(p)
WEO: Apr 20221.62.4(p)2.3(p)
WEO: Jul 20221.71.7(p)1.7(p)
WEO: Oct 20221.71.7(p)1.6(p)

注:(e)は推計、(p)は予測を表す。違いは公表時点で対象期間が終わっているかどうかで決まります。

 

直近の見通しではギニアの2022年と2023年は4.6%、5.1%と見込まれています。

 

 

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