2022/01/19時点モザンビークの新型コロナ感染者状況とGDPへの影響

今回はモザンビークの新型コロナ感染状況について簡単に整理します。

 

モザンビークの基本情報

モザンビークは南アフリカ、ジンバブエ、ザンビア、タンザニア、マラウイを隣国に持つアフリカ南部の国です。

モザンビークの人口は2016年時点で約2,900万人とアフリカでは比較的人口の多い国です。

一方、人口密度は36人/km2とアフリカ平均40人/km2をやや下回ります。

 

一人あたりGDPは2016年時点で1,200ドルとアフリカ平均の5,000ドルの3割にも満たない水準です。

アフリカ諸国の基本的な経済指標については以前まとめていますので、そちらを参照してください。

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新規感染者数と死亡者数

以下は新型コロナの過去1週間移動平均の新規感染者数と死亡者数の推移です。

モザンビークでは12月頃から第4波を迎えていますが、現在は収束の傾向が見られつつあります。

第4波の感染者数はこれまでで最大のピークでしたが、死亡者数は比較的低い水準で抑えることができています。

出所:Our World in Data

累計感染者数と死亡者数

以下は新型コロナの100万人あたりの累計感染者数と死亡者数の推移を表しています。

ここでは参考国として、日本、アメリカ、ブラジル、イギリス、インドを並記しています。

出所:Our World in Data

モザンビークの直近の100万人あたり累計感染者数は0.7万人となっています。

これは、日本の1.6万人、アメリカの20.6万人、ブラジルの11.0万人、イギリスの22.8万人、インドの2.7万人に比べると下位の水準です。

 

一方、100万人あたりの累計死亡者数については67人となっています。

参考国である日本146人、アメリカ2,577人、ブラジル2,907人、イギリス2,243人、インド350人と、感染者数と同様に下位の水準となっています。

 

累計ワクチン接種者数

以下は100人あたりの累計のワクチン接種者数を表しています。

出所:Our World in Data

モザンビークの直近の100人あたり一回目累計ワクチン接種者数は31人、2回目累計接種者数は24人です。

一方、参照国の2回目累計ワクチン接種者数は日本79人、アメリカ63人、ブラジル69人、イギリス70人、インド47人であり、モザンビークは他の国に比べて著しくワクチン接種が遅れている状況です。

 

GDPへの影響

最後にGDPへの影響を確認します。

国際通貨基金(IMF)は経済見通しについて”World Economic Outlook Reports (WEO)”にて年に数回公表しています。

以下の表は2019年10月レポート以降のGDPの見通しの推移をまとめています。

 

直近の見通しではモザンビークの2021年は2.5%であり、2021年4月レポートから上方修正されています。同様に2022年は4.7%⇒5.3%と上方修正されています。

% 2018 2019 2020 2021 2022
モザンビーク WEO: Oct 2019 3.3 1.8(p) 6.0(p)
WEO: Apr 2020 2.2 2.2(p) 4.7(p)
WEO: Oct 2020 2.3 -0.5(p) 2.1(p)
WEO: Apr 2021 2.3 -0.5(p) 2.1(p) 4.7(p)
WEO: Oct 2021 -1.2 2.5(p) 5.3(p)
日本 WEO: Jan 2021 0.3 -5.1(e) 3.1(p) 2.4(p)
WEO: Apr 2021 -4.8 3.3(p) 2.5(p)
WEO: Jul 2021 -4.7 2.8(p) 3.0(p)
WEO: Oct 2021 -4.6 2.4(p) 3.2(p)

注:(e)は推計、(p)は予測を表す。違いは公表時点で対象期間が終わっているかどうかで決まります。

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