ケニアのCPI(消費者物価指数)と物価データ(デフレータ)

CPI

今回はケニアのCPIおよびデフレータについて整理します。

なお、ここでは国内での物価の成長率について取り上げます。

物価水準の国際比較については、以下の記事などを参照ください。

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ケニアの基本情報

ケニアはソマリア、エチオピア、ウガンダ、タンザニアを隣国にもつ東アフリカの国です。

ケニアの人口は2016年時点で約4,700万人とアフリカでは7番目に人口が多い国です。

人口密度は81人/km2とアフリカ平均の40人/km2の2倍ほどです。

 

一人あたりGDPは2016年時点で3,200ドルとアフリカ平均の5,000ドルの6割程度です。

アフリカ諸国の基本的な経済指標については以前まとめていますので、そちらを参照してください。

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また、アフリカ諸国間のGDP成長率の相関については、以下をご覧ください。

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CPI(消費者物価指数)とGDPデフレータ

以下は1970-2020年までのCPI(消費者物価指数)とGDPデフレータ(現地通貨建てとドル建て)の成長率の推移です。

なお、GDPデフレータとはGDPの物価変動を示し、名目GDP÷実質GDPにより算定できます。

 

GDPデフレータとCPIの成長率

出所:UN (National Accounts – Analysis of Main Aggregates)  and World Bank (WDI)

 

時系列ではCPIと現地通貨建てのGDPデフレータはほぼ近似した推移となっています。

一方、ドル建てのGDPデフレータの変動は激しく、現地通貨建てのGDPデフレータとは変動も異なっており、この期間での両者の相関係数は-0.08であり、ほぼ相間があるとは言えません。

 

ケニアでは物価変動が大きく、特に1990年代には年率20%を超える時期もありました。

また、全期間において平均8.6%と高いデフレータの成長率となっています。

 

最終消費支出デフレータ

GDPには消費、生産、分配の三種類のGDPがあり、これらが等しくなる性質を三面等価性と言います。

ここでは、そのうちの消費(最終消費)のGDPの内訳である、家計消費、政府消費、投資、輸出、輸入のデフレータについて10年間の平均をグラフ化したものが以下となります。

 

最終消費支出項目別デフレータ

出所:UN (National Accounts – Analysis of Main Aggregates)  and World Bank (WDI)

 

1970年代では輸入が16%と高いデフレータの成長率となっている一方で、家計消費や政府消費は9-10%程度に留まっています。

1980年代には、貿易のデフレータは他の消費項目と同水準まで落ち着いています。

1990年代には家計消費や輸出は10%以上と高い成長率となっている一方で、政府消費は半分程度の成長となっています。

2000年代には、いずれの消費項目も6%前後の成長率となっている一方で、CPIは10%と多少乖離が出ています。

2010年代には貿易が他の消費項目に対して半分程度の成長率となっています。

 

産業別GDPデフレータ

次に、生産のGDPデフレータについてです。

以下は10年平均ごとの産業別デフレータを示します。

 

産業別GDPデフレータ

出所:UN (National Accounts – Analysis of Main Aggregates)

 

1970年代は建設業や商業・レストラン・ホテルが10%以上と成長率となっています。

1980年代および1990年代はいずれの産業も似たようなデフレータ成長率となっているのに対し、

2000年代および2010年代は農林水産業や建設業が他の産業に比べ高い成長率となっています。

 

なお、産業別の(実質)GDP成長率については、以下の記事を参照ください。

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さいごに

今回は物価(消費者物価指数・GDPデフレータ)に関して、過去のデータを整理しました。

普段物価を除いた実質GDPをニュースなどで目にすることが多いですが、物価については生活体験の中で感じる人も多いと思います。

過去の水準を知ることで、現在の水準の高低具合を感じ頂けると幸いです。

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