AFRICA KEIZAI INTELLIGENCE
アフリカの物価しらべ
建設費・機械設備編
建設費・機械設備編
世界銀行・ICP2021データをもとに、アフリカ52カ国の建設・機械設備物価指数(PLI)を日本=100で比較。インフラ投資・事業設備コストの参考指標。
Summary
アフリカ全体の傾向
最も物価が高い国
リベリア
PLI 33.8(日本=100)
最も物価が安い国
アンゴラ
PLI 15.4(日本=100)
アフリカ平均
約26.3
日本の約30%水準
アフリカの建設コストは、労働力コスト・資材の現地調達可否・物流コストによって国ごとに大きく異なります。なお、物価指数(PLI)の詳しい解説はこちらの記事をご参照ください。
Ranking
アフリカ52カ国 建設・機械設備物価ランキング
基準:日本=100 | 出典:World Bank ICP 2021 | 上位3カ国黄色、下位3カ国青色
| # | 国名 | PLI(日本=100) |
|---|---|---|
| 1 | リベリア | 33.8 |
| 2 | セーシェル | 32.6 |
| 3 | 赤道ギニア | 32.1 |
| 4 | サントメ・プリンシペ | 31.8 |
| 5 | レソト | 31.8 |
| 6 | シエラレオネ | 31.7 |
| 7 | ジンバブエ | 31.4 |
| 8 | モロッコ | 31.3 |
| 9 | モーリタニア | 30.6 |
| 10 | ソマリア | 30.1 |
| 11 | カーボベルデ | 29.6 |
| 12 | マリ | 29.4 |
| 13 | ザンビア | 29.0 |
| 14 | ナイジェリア | 29.0 |
| 15 | ジブチ | 28.7 |
| 16 | タンザニア | 28.5 |
| 17 | 南アフリカ | 28.4 |
| 18 | ギニア | 28.1 |
| 19 | マラウイ | 28.1 |
| 20 | ガボン | 28.0 |
| 21 | コンゴ共和国 | 27.8 |
| 22 | ボツワナ | 27.7 |
| 23 | モーリシャス | 27.4 |
| 24 | ガーナ | 27.2 |
| 25 | コンゴ民主共和国 | 27.0 |
| 26 | エチオピア | 26.7 |
| 27 | ガンビア | 26.3 |
| 28 | ケニア | 25.9 |
| 29 | チャド | 25.8 |
| 30 | ニジェール | 25.3 |
| 31 | カメルーン | 25.0 |
| 32 | ルワンダ | 24.8 |
| 33 | マダガスカル | 24.5 |
| 34 | モザンビーク | 24.3 |
| 35 | ナミビア | 24.2 |
| 36 | コモロ | 24.0 |
| 37 | エスワティニ | 24.0 |
| 38 | アルジェリア | 23.7 |
| 39 | エジプト | 23.6 |
| 40 | ギニアビサウ | 23.5 |
| 41 | 中央アフリカ | 23.5 |
| 42 | ウガンダ | 23.3 |
| 43 | 南スーダン | 23.3 |
| 44 | セネガル | 23.2 |
| 45 | ベナン | 23.0 |
| 46 | コートジボワール | 22.0 |
| 47 | ブルキナファソ | 22.0 |
| 48 | チュニジア | 21.5 |
| 49 | トーゴ | 21.1 |
| 50 | ブルンジ | 20.8 |
| 51 | スーダン | 17.9 |
| 52 | アンゴラ | 15.4 |
※ PLI(Price Level Index)= 物価指数。日本=100として各国の物価水準を相対比較したもの。ICP2021調査時点の数値。
Country Focus
注目国のポイント
🏆 最高値:リベリア(PLI 33.8)
最も建設費が高い国は、建設資材の多くを輸入に依存しており、物流コストが上乗せされています。また熟練労働者の希少性と外国人技術者への依存も価格を押し上げる要因です。
💰 最安値:アンゴラ(PLI 15.4)
最安値圏では労働コストが極めて低く、セメント・鉄筋など建設資材も現地調達できる環境が整っている場合があります。ただし品質・工期の管理が課題となる場合も多いです。
📊 中間層の傾向
南アフリカ・モロッコ・エジプトは建設産業のエコシステムが整っており、日本の40〜60%水準。現地調達できる建設資材・労働力が豊富で、プロジェクト推進がしやすい環境です。
Key Takeaways
読み解くポイント
資材調達が価格の鍵
建設コストの多くを占める鉄鋼・セメント・骨材の現地調達可否が大きく影響します。輸入依存度の高い国は建設費が割高です。
熟練工の不足が課題
アフリカ多くの国で建設技術者・専門職が不足。外国人技術者の雇用や技術移転コストが建設コストに上乗せされます。
中国系企業の参入で価格競争
中国の建設企業がアフリカで積極展開しており、競争による価格低下が見られる地域もあります。ただし品質・ローカルコンテンツ要件は別途確認が必要です。
PPP(官民連携)案件は別途考慮
政府主導のインフラ案件はPLI統計とは別途、契約条件・補助金・長期回収ベースで評価が必要です。
データ出典:World Bank, International Comparison Program (ICP) 2021
日本基準(日本=100)に換算。原データはWorld=100表記。
調査基準年:2021年 公表:2023年
アフリカ全体の物価指数を見る →日本基準(日本=100)に換算。原データはWorld=100表記。
調査基準年:2021年 公表:2023年
Series
アフリカの物価しらべシリーズ一覧
すべてWorld Bank ICP 2021データ。日本=100基準。
