マリの貿易:貿易収支、輸出・輸入の構成について。主な輸出品や輸入品は何?

今回はマリの貿易について整理します。

 

マリの基本情報

マリはアフリカ西部に位置する内陸の国です。

マリの人口は2016年時点で約1,800万人とアフリカで平均的よりやや人口の多い国です。

人口密度は15人/km2とアフリカ平均の40人/km2の半分以下です。

 

一人あたりGDPは2016年時点で2,100ドルとアフリカ平均の5,000ドルの4割程度です。

アフリカ諸国の基本的な経済指標については以前まとめていますので、そちらを参照してください。

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貿易収支の推移

早速ですが、以下は1970年以降のマリのGDPに占める輸出、輸入および貿易収支のシェアになります。

出所:UN “The National Accounts Main Aggregates Database”

 

マリは1970年以降一貫して貿易赤字となっており、特に1974年にはGDP比で-38%の貿易赤字を記録しています。

なお、直近の2019年ではGDP比で-11%となっています。

 

輸出の構成

以下は1996年以降のマリの輸出品の構成です。

(データソースであるUNcomtradeではデータの欠損が見受けられます)

1997年では輸出の90%を近くを5.繊維・アパレルが占めており、それ以降は10.宝石・貴金属・美術品が全体の70%を占めるほど拡大しています。

出所:UN comtrade. 注:HSコードの最も粗い21分類を10分類へ集計している。

 

 

以下は上記の10分類を100分類弱に細分化した分類の上位5品目を取り上げています。

最大の輸出品は71.宝石・貴金属(金(ゴールド))であり、全体の70%ほどを占めています。

また52.綿の輸出も盛んで、1997年では84%を占めていました。

出所:UN comtrade. 注:分類名称の数字はHSコード2桁を表す。

 

輸入の構成

一方、輸入の構成については以下のようになっています。

輸入の構成は、おおよそ1.農林水産品・食料品、2.鉱物、3.化学、8.機械が大部分を占めています。

出所:UN comtrade. 注:HSコードの最も粗い21分類を10分類へ集計している。

 

輸入品の具体的な商品を見ると、石油が最大の輸入品目となっており、2019年では20%以上を占めています。

その他には、84.一般機械、85.電気機械、87.自動車が多くなっています。

出所:UN comtrade. 注:分類名称の数字はHSコード2桁を表す。

 

 

貿易相手国の構成

次に貿易相手国を確認します。以下は2017年の貿易相手シェアを表します。

 

マリの最大の輸出相手国は南アフリカで輸出全体の41%に相当します。

2番目はスイスの21%であり、上位10カ国の輸出は全体の91%占めています。

出所:UN comtrade. 

最大の輸入相手国はセネガルで全体の21%を占めており、2番目は中国の15%、その後はコートジボワール、フランス、ドイツと続きます。

上位10カ国では72%、上位30カ国では94%を占めます。(なお、日本は2.0%で上位11番目です)

 

さいごに

マリの貿易の特徴は以下のとおりです。

  • 多くの年次で貿易赤字であり、1974年ではGDP比-38%の貿易赤字
  • 主な輸出品は金(ゴールド)、綿
  • 最大の輸出相手国は南アフリカ、最大の輸入相手国はセネガル

以上となります。引き続き他の国についても調べています。

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