ガーナの人口構成と将来の見通し。年齢構成や学歴構成の変化を確認する

今回はガーナの人口構成にフォーカスしてみます。

 

ガーナの基本情報

ガーナはコートジボワール、トーゴ、ブルキナファソに接する西アフリカの国です。

 

ガーナの人口は2016年時点で約2,800万人とアフリカでは比較的人口の多い国です。

人口密度は118人/km2とアフリカ平均の40人/km2の3倍近い水準にあります。

 

一人あたりGDPは2016年時点で4,300ドルとアフリカ平均の5,000ドルをやや下回ります。

アフリカ諸国の基本的な経済指標については以前まとめていますので、そちらを参照してください。

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人口の見通し

早速ですが、以下はガーナの1950年から2020年までの年齢階層別の人口の推移と、2100年までの見通しです。

出典:UN World Population Prospects 2019

 

ガーナの人口は2020年では3,100万人ですが、70年前の1950年ではわずか500万人でした。この期間の人口の平均成長率は2.6%です。

また、将来の見通しでは2030年には3,800万人、2050年には5,200万人、2100年では7,900万人まで増加する見込みです。

人口の平均成長率は2020-2050年が1.7%、2050-2100年は0.8%の見通しです。

 

人口構成の見通し

こちらは先ほどのグラフの年齢階層シェアの推移です。

1950年では46%あった14歳以下の人口は、1990年以降は減少傾向にあり2020年には37%となっています。

この減少傾向は今後も継続し2050年では29%、2100年では20%まで減少する見込みです。

また、80歳以上人口は1950-2020年はほぼ変わらず0.2-0.3%ですが、今後は徐々に増加し2050年には0.8%、2100年には3.2%まで増加する見込みです。

出典:UN World Population Prospects 2019

 

人口ボーナス・人口オーナス

豊かな労働力は経済成長に寄与しますが、その労働力の豊富さを図る指標として人口ボーナスと人口オーナスというものがあります。

野村証券によると人口ボーナス(および人口オーナス)を以下のように定義してます。

生産年齢人口(15~64歳)に対する従属人口(14歳以下の年少人口と65歳以上の老年人口の合計)の比率が低下し、経済成長を促すこと。人口ボーナス期では豊富な労働力を背景に個人消費が活発になる一方、高齢者が少なく社会保障費用が抑えられるため、経済が拡大しやすい。逆に従属人口の比率が相対的に上昇することを人口オーナスという。

 

以下は、1950-2100年の人口ボーナス・人口オーナスを示します。

ガーナは1950-1980年まで多少変動はあるものの生産年齢人口と従属人口の関係性は安定的でした。

1980年以降は人口ボーナスに転じ、その傾向は2070年まで継続する見通しです。

その後は転じて緩やかな人口オーナス期を迎える見込みです。

 

出典:UN World Population Prospects 2019に基づく推計

 

男女別の学歴構成

以下は1950-2015年までの男女別の最終学歴の構成です。

ここでは15歳未満は就学前も、在学中も卒業者もすべて合わせています。残りの5つの学歴については15歳以上を対象としています。

 

出典: Wittgenstein Centre for Demography and Global Human Capitalに基づく推計

 

ガーナは他のアフリカ諸国と同様に未就学シェアが1955年以降急激に減少しており、1955-2015年の期間では男性は44%から16%、女性は52%から25%まで減少しています。

一方、高卒および専門・大卒以上は増加しており、男性はそれぞれ0.8%から11%、0.1%から4.1%と拡大しています。

同様に女性も学歴化が進み、高卒および専門・大卒以上はそれぞれ0.2%から8%、0.0%から2.2%と、男性と比べるといまだにギャップは残るものの教育水準は改善しています。

 

都市部と農村部人口の構成と人口密度

以下は1960年以降の全人口のうち都市部に住む人口シェアと、都市部、農村部および平均の人口密度の推移です。

なお、都市部と農村部の人口密度はデータの制約により1990年以降の10年おきに推計値になります。

 

出典:World Development Indicatorsに基づく推計

ガーナの都市部人口シェアは急激に増加しています。

1960年では都市部人口のシェアは23%でしたが、現在では57%まで増加してます。現在では過半数以上が都市部に住んでいます。

都市部人口の増加に伴い、人口密度も急増しています。都市部の人口密度は1990年の863人/平方kmでしたが、2010年では2,014人/平方kmと倍以上となっており、都市部の土地開発が追い付いていない状況です。

 

さいごに

ガーナの人口構成と見通しの特徴は以下のとおりです。

  • 人口は1955年、2020年、2100年ではそれぞれ500万人、3,100万人、7,900万人
  • 14歳以下の人口構成は2020年の37%から、2050年は29%、2100年は20%と急激に減少
  • 80歳以上人口は2020年の0.3%から、2050年は0.8%、2100年は3.2%と急激に増加
  • 1980年以降は人口ボーナスに転じ、その傾向は2070年まで継続
  • 未就学人口は一貫して減少、一方高卒および専門・大卒以上は一貫して増加
  • 都市部人口シェアは1960年から2019年では23%から57%まで増加

 

引き続き他の国についても調べていきます。

 

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