リビアの人口構成と将来の見通し。年齢構成や学歴構成の変化を確認する

今回はリビアの人口構成にフォーカスしてみます。

 

リビアの基本情報

リビアは地中海に接する北アフリカの国です。

リビアの人口は2016年時点で約600万人とアフリカでは平均よりも人口の少ない国です。

人口密度は3.6人/km2とアフリカでは下から2番目に低い国です。

一人あたりGDPは2016年時点で14,000ドルとアフリカ平均の5,000ドルの3倍近くあり、アフリカでは7番目に一人当たりGDPが高い国です。

アフリカ諸国の基本的な経済指標については以前まとめていますので、そちらを参照してください。

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人口の見通し

早速ですが、以下はリビアの1950年から2020年までの年齢階層別の人口の推移と、2100年までの見通しです。

出典:UN World Population Prospects 2019

 

リビアの人口は2020年では700万人ですが、70年前の1950年ではわずか100万人でした。この期間の人口の平均成長率は2.6%です。

また、将来の見通しでは2030年には800万人、2050年には900万人、その後は減少へ転じ2100年では800万人の見込みです。

人口の平均成長率は2020-2050年が0.7%、2050-2100年は-0.1%の見通しです。

 

人口構成の見通し

こちらは先ほどのグラフの年齢階層シェアの推移です。

1950年では39%あった14歳以下の人口は1980年には48%まで上昇したのち減少へ転じ、2020年では28%となっています。今後は2050年に19%、2100年に15%まで減少する見込みです。

また、80歳以上人口は2020年では0.8%ほどです。今後の見込みでは2050年には2.7%、2100年には10.3%まで拡大する見込みです。

出典:UN World Population Prospects 2019

 

人口ボーナス・人口オーナス

豊かな労働力は経済成長に寄与しますが、その労働力の豊富さを図る指標として人口ボーナスと人口オーナスというものがあります。

野村証券によると人口ボーナス(および人口オーナス)を以下のように定義してます。

生産年齢人口(15~64歳)に対する従属人口(14歳以下の年少人口と65歳以上の老年人口の合計)の比率が低下し、経済成長を促すこと。人口ボーナス期では豊富な労働力を背景に個人消費が活発になる一方、高齢者が少なく社会保障費用が抑えられるため、経済が拡大しやすい。逆に従属人口の比率が相対的に上昇することを人口オーナスという。

 

以下は、1950-2100年の人口ボーナス・人口オーナスを示します。

リビアは1950-1980年までは人口オーナス期でしたが、1980-2030年までは人口ボーナス期が継続する見込みです。

出典:UN World Population Prospects 2019に基づく推計

 

男女別の学歴構成

以下は2015年の男女別の最終学歴の構成です。

ここでは15歳未満は就学前も、在学中も卒業者もすべて合わせています。残りの5つの学歴については15歳以上を対象としています。

出典: Wittgenstein Centre for Demography and Global Human Capitalに基づく推計

リビアでは男性の未就学が17%に対し、女性は26%と高く、通学前の15歳未満を含めると女性の半分以上は就学経験のないことになります。

高専・大卒を含む高卒以上のシェアは男女でそこまで格差が大きくなく、男性は27%に対し、女性は24%となっています。

 

都市部と農村部人口の構成と人口密度

以下は1960年以降の全人口のうち都市部に住む人口シェアと、都市部、農村部および平均の人口密度の推移です。

なお、都市部と農村部の人口密度はデータの制約により1990年以降の10年おきに推計値になります。

出典:World Development Indicatorsに基づく推計

リビアの都市部人口シェアは増加傾向にあります。

1960年では都市部人口のシェアは27%でしたが、現在では80%まで増加してます。

都市部人口の増加に伴い、人口密度も急増しています。都市部の人口密度は1990年の333人/平方kmでしたが、2010年では480人/平方kmと1.5倍ほどとなっています。

 

さいごに

リビアの人口構成と見通しの特徴は以下のとおりです。

  • 人口は1950年、2020年、2100年ではそれぞれ100万人、700万人、8,000万人
  • 14歳以下の人口構成は2020年の28%から、2050年は19%、2100年は15%と減少
  • 80歳以上人口は2020年の0.8%から、2050年は2.7%、2100年は10.3%と増加
  • 1950-1980年は人口オーナス期、1980年以降は人口ボーナス期
  • 未就学人口は男性が17%に対し、女性は26%と高く、通学前の15歳未満を含めると女性の半分以上は就学経験なし
  • 都市部人口シェアは1960年から2019年では27%から80%まで増加

 

引き続き他の国についても調べていきます。

 

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