ルワンダの人口構成と将来の見通し。年齢構成や学歴構成の変化を確認する

今回はルワンダの人口構成にフォーカスしてみます。

なお、他の国との人口規模については、こちらで比較しております。

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人口の見通し

早速ですが、以下はルワンダの1950年から2020年までの年齢階層別の人口の推移と、2100年までの見通しです。

出典:UN World Population Prospects 2019

 

ルワンダの人口は2020年では1,300万人ですが、70年前の1950年ではわずか200万人でした。この期間の人口の平均成長率は2.5%です。

また、将来の見通しでは2030年には1,600万人、2050年には2,300万人、2100年では3,300万人まで増加する見込みです。

人口の平均成長率は2020-2050年が1.9%、2050-2100年は0.7%の見通しです。

 

なお、ルワンダは1994年に内戦があり、その前後の期間には人口が減少しています。

こちらの記事ではその期間における貿易収支の急激な悪化を紹介してます。

https://africa-keizai.com/rwanda_trade2019/

 

人口構成の見通し

こちらは先ほどのグラフの年齢階層シェアの推移です。

1950年では43%あった14歳以下の人口は、1960年には50%に達し、そのシェアは1990年まで継続します。

その後は減少に転じ、2020年には39%となっています。

この減少傾向は今後も継続し2050年では29%、2100年では17%まで減少する見込みです。

 

また、80歳以上人口は1950から2020年では0.2%から0.3%とほぼ安定的ですが、その増加率は加速し2050年には1.1%、2100年には6.5%まで増加する見込みです。

出典:UN World Population Prospects 2019

 

人口ボーナス・人口オーナス

豊かな労働力は経済成長に寄与しますが、その労働力の豊富さを図る指標として人口ボーナスと人口オーナスというものがあります。

野村証券によると人口ボーナス(および人口オーナス)を以下のように定義してます。

生産年齢人口(15~64歳)に対する従属人口(14歳以下の年少人口と65歳以上の老年人口の合計)の比率が低下し、経済成長を促すこと。人口ボーナス期では豊富な労働力を背景に個人消費が活発になる一方、高齢者が少なく社会保障費用が抑えられるため、経済が拡大しやすい。逆に従属人口の比率が相対的に上昇することを人口オーナスという。

 

以下は、1950-2100年の人口ボーナス・人口オーナスを示します。

ルワンダは1950年から1960年にかけて人口オーナス期でしたが、その後は1990年まで生産年齢人口と従属人口のシェアは安定的です。

1990年以降は人口ボーナス期を迎え、その傾向は2070年まで継続する見通しです。

その後は転じて人口オーナス期を迎える見込みです。

 

出典:UN World Population Prospects 2019に基づく推計

 

男女別の学歴構成

以下は1950-2015年までの男女別の最終学歴の構成です。

ここでは15歳未満は就学前も、在学中も卒業者もすべて合わせています。残りの5つの学歴については15歳以上を対象としています。

 

出典: Wittgenstein Centre for Demography and Global Human Capitalに基づく推計

 

ルワンダは他のアフリカ諸国と同様に未就学シェアが1955年以降急激に減少しており、1955-2015年では男性は55%から34%、女性は58%から44%まで未就学シェアが減少しています。

一方、少しずつですが高学歴化も進んでおり、高卒および専門・大卒以上の男性はそれぞれ0.0%から3.9%、0.0%から1.3%と拡大しています。

女性も同様に高卒および専門・大卒以上はそれぞれ0.0%から3.4%、0.0%から1.1%と、ほぼ男性と同様に高学歴シェアが拡大しています。

 

都市部と農村部人口の構成と人口密度

以下は1960年以降の全人口のうち都市部に住む人口シェアと平均人口密度の推移です。

なお、他の国では都市部と農村部の人口密度も紹介していますが、ルワンダはデータの制約により都市部と農損部の人口密度を算定できませんでした。

出典:World Development Indicatorsに基づく推計

ルワンダの都市部人口シェアは急激に増加しています。

1960年では都市部人口のシェアはわずか3%でしたが、現在では17%まで増加してます。

特に1990年以降は急激に都市部人口シェアが急増していますが、2002年に17%に達したのちはほぼ都市部人口シェアは固定されています。

 

さいごに

ルワンダの人口構成と見通しの特徴は以下のとおりです。

  • 人口は1955年、2020年、2100年ではそれぞれ200万人、1,300万人、3,300万人
  • 14歳以下の人口構成は2020年の39%から、2050年は29%、2100年は17%と急激に減少
  • 80歳以上人口は2020年の0.3%から、2050年は1.1%、2100年は6.5%と急激に増加
  • 1960-1990年まで生産年齢人口と従属人口の構成比は安定的でしたが、1990年以降は人口ボーナス期を迎え、2070年まで人口ボーナス期が継続
  • 未就学人口は一貫して減少、一方高卒および専門・大卒以上は一貫して増加
  • 都市部人口シェアは1960年から2019年では3%から17%まで増加

 

引き続き他の国についても調べていきます。

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