コモロを訪れる外国人観光客数はアフリカでは何番目に多い?外国人観光客数や観光客あたりの消費額を確認

今回はコモロの旅行関連のデータについて簡単に整理します。

 

コモロの基本情報

コモロはアフリカ大陸とマダガスカルの間に位置する島国です。

コモロの人口は2016年時点で80万人とアフリカでは人口の少ない国です。

一方、人口密度は434人/km2とアフリカ平均40人/km2の10倍あり、アフリカでも3番目に人口密度の高い国です。

 

一人あたりGDPは2016年時点で1,600ドルとアフリカ平均の5,000ドルの3割程度であり、アフリカでは比較的低位の国です。

アフリカ諸国の基本的な経済指標については以前まとめていますので、そちらを参照してください。

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また、アフリカ諸国間のGDP成長率の相関については、以下をご覧ください。

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アフリカ諸国における外国人観光客数ランキング

以下は直近におけるアフリカ諸国における外国人観光客の受け入れ人数のランキングです。

出所:World Bank “World Development Indicators” 注:国名後のカッコ内はデータの利用年次を表す。

 

コモロはアフリカでは46番目に外国人観光客数が多く、2019年は4.5万人が訪れています。

なお、アフリカでもっとも外国人観光客が多いのは南アフリカで2019年は1,500万人です。なお、日本は同年では3,200万人の外国人観光が訪れています。

 

外国人観光客数

以下はコモロにおける1995年から2019年までの外国人観光客数を表します。

外国人観光客数は1995年は2.3万人ほどでしたが、2019年には4.5万人と2倍に増加しています。

出所:World Bank “World Development Indicators” 

 

旅行によるサービス貿易収支

外国人観光客の旅行による消費は通常サービスの輸出として捉えられます。また、逆に自国民の海外旅行での消費はサービスの輸入として扱われます。

以下は、そのサービス輸出とサービス輸入のGDPにおけるシェアを表します。

出所:World Bank “World Development Indicators”に基づく推計値

 

旅行によるサービスの輸出はGDP比で4-6%ほどであり、旅行によるサービス輸入を除いた純輸出は0-2%前後で推移しています。

 

旅行者あたり消費額

上記のサービス貿易は旅行者全体の消費額を表すため、それを旅行客数で除することで旅行客一人当たりの消費額を試算することができます。

以下は、コモロを訪れる外国人観光客一人当たりの消費額(=サービス輸出/外国人観光客数)の推移を表しています。

出所:World Bank “World Development Indicators”に基づく推計値

 

外国人観光客一人当たりの消費額は1995年では1,000ドル程度でしたが、直近では2,000ドルほどに増加してます。

さいごに

コモロの旅行についてまとめると以下のとおりです。

  • コモロを訪れる外国人観光客数は2019年では4.5万人でアフリカ全体では46番目
  • 旅行によるサービスの純輸出はGDPで0-2%前後
  • 外国人観光客一人当たりの消費額はおよそ2,000ドル前後

引き続き他の国についても調べていきます。

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