今回はエリトリアに関する観光に関するデータを整理します。
なお、この記事は世界観光機関(World Tourism Organization)が公開している観光統計データベース(UNWTO Tourism Statistics Database)を用いています。
エリトリアの基本情報
エリトリアはスーダン、エチオピア、ジブチを隣国にもつ東アフリカの国です。
エリトリアの人口は2016年時点で540万人とアフリカでは比較的人口の少ない国です。
一方、人口密度は46人/km2とアフリカ平均40人/km2とほぼ同水準の国です。
一人あたりGDPは2016年時点で1,700ドルとアフリカ平均の5,000ドルの1/3程度であり、アフリカでは比較的低位の国です。
アフリカ諸国の基本的な経済指標については以前まとめていますので、そちらを参照してください。
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入国者数(外国人観光客数)
以下はエリトリアにおける1995年以降の外国人入国者数の推移(左図)とその構成(右図)を示しています。
また、1段目のグラフは宿泊者か当日出国者を表し、2段目は入国の目的、3段目は入国手段、4段目は入国者の地域を表しています。
まず入国者数全体を見ると、1995年では30万人ほどの入国者が2016年には15万人ほどまで半減しています。
出所:World Tourism Organization (2023), UNWTO Tourism Statistics Database, Madrid, data updated on 25/01/2023
次に入国者の構成を確認します。
はじめに1段目の入国者数の宿泊者か当日出国者からの内訳については、不詳となっています。
次に2段目の入国目的を見ると、直近ではプライベート目的が9割以上となっています。
3段目の入国手段を見ると、空路が半分、残りが陸路と識別されています。
4段目では入国者の出身地域を表しています。
これを見ると、8割が不詳となっていますが、大部分はアフリカが大半となっています。
宿泊施設
以下はエリトリアにおける宿泊施設数(左図)と稼働率および宿泊者の滞在日数を(右図)を表しています。
宿泊施設数に関しては1995年から2016年まででおおよそ300施設から700施設ほぼまで増加しています。
またそれに付随する客室数とベッド数も同期間で見ればそれぞれ4万室⇒6万室、7万台⇒12万台と拡大しています。
出所:World Tourism Organization (2023), UNWTO Tourism Statistics Database, Madrid, data updated on 25/01/2023
また、客室稼働率はデータの確認できる2011年以降では40%ほどで横ばいで推移しています。
ベッド稼働率については、1990年代後半では50%以上ありましたが、2016年では30%ほどまで低下しています。
一方、宿泊者の平均滞在日数は2005年では3日ほどで、その後も水準は変わっていません。
さいごに
今回は世界観光機関のデータベースに基づき観光に関する指標見てきました。
本サイトでは他にも、観光に関する貿易収支や、アフリカ諸国内ので観光客数ランキングなどまとめた記事も公開していますので、よろしければご覧ください
今回はエリトリアの旅行関連のデータについて簡単に整理します。 エリトリアの基本情報 エリトリアはスーダン、エチオピア、ジブチを隣国にもつ東アフリカの国です。 エリトリアの人口は2016年時点で540万人[…]