今回はギニアビサウに関する観光に関するデータを整理します。
なお、この記事は世界観光機関（World Tourism Organization）が公開している観光統計データベース（UNWTO Tourism Statistics Database）を用いています。
ギニアビサウの基本情報
ギニアビサウはギニア、セネガルを隣国にもつ大西洋に接する西アフリカの国です。
ギニアビサウの人口は2016年時点で190万人とアフリカでは人口の少ない国です。
一方、人口密度は52人/km2とアフリカ平均40人/km2より3割ほど人口密度の高い国です。
一人あたりGDPは2016年時点で1,500ドルとアフリカ平均の5,000ドルの3割程度であり、アフリカでは10番目に低い国です。
アフリカ諸国の基本的な経済指標については以前まとめていますので、そちらを参照してください。
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また、アフリカ諸国間のGDP成長率の相関については、以下をご覧ください。
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入国者数（外国人観光客数）
以下はギニアビサウにおける1995年以降の外国人入国者数の推移（左図）とその構成（右図）を示しています。
また、1段目のグラフは宿泊者か当日出国者を表し、2段目は入国の目的、3段目は入国手段、4段目は入国者の地域を表しています。
まず入国者数全体を見ると、2001年では1万人ほどの入国者は2018年には5万人に達しています。
出所：World Tourism Organization (2023), UNWTO Tourism Statistics Database, Madrid, data updated on 25/01/2023
次に入国者の構成を確認します。
はじめに1段目の入国者数の宿泊者か当日出国者からの内訳については、すべて宿泊者数となっています。
次に2段目の入国目的を見ると、データが正確に把握できる年次についてはプライベート目的が6割、ビジネス目的が4割ほどとなっています。
3段目の入国手段については、すべて空路からとなっています。
4段目では入国者の出身地域を表しています。
データを確認できる2006年については、2割がアフリカ、4割がヨーロッパ、2割がアメリカと1割がアジアとなっています。
観光客の観光関連の消費額
ここでは外国人のギニアビサウでの消費額（左図）と一人あたり消費額（右図）を表しています。
また、参考としてギニアビサウ人の海外での消費額合計（下段左図）と一人あたりの海外での消費額（下段右図）を並記しています。
外国人のギニアビサウでの消費額合計は2003年では200万ドルほどでしたが、2019年には2000万ドルほどまで上昇しています。
しかし、2020年には新型コロナの影響により200万ドル程度まで急激に下落しています。
これらを一人あたり消費額で見ると、新型コロナ前の2019年では400ドルほどとなっています。
注：一人あたり消費額については消費額を入国者もしくは出国者数で除して算定している。
出所：World Tourism Organization (2023), UNWTO Tourism Statistics Database, Madrid, data updated on 25/01/2023.
一方、ギニアビサウ人の海外での消費額を見ると1995年では海外で500万ドルほど消費していましたが、2019年には9000万ドルほどまで急増していますが、その後は新型コロナの影響により5000万ドルほどまで低下しています。
（なお、ギニアビサウ人の一人あたり消費額についてはデータが確認できません。）
さいごに
今回は世界観光機関のデータベースに基づき観光に関する指標見てきました。
本サイトでは他にも、観光に関する貿易収支や、アフリカ諸国内ので観光客数ランキングなどまとめた記事も公開していますので、よろしければご覧ください
今回はギニアビサウの旅行関連のデータについて簡単に整理します。 ギニアビサウの基本情報 ギニアビサウはギニア、セネガルを隣国にもつ大西洋に接する西アフリカの国です。 ギニアビサウの人口は2016年時点で[…]