モザンビークを訪れる外国人観光客数はアフリカでは何番目に多い?外国人観光客数や観光客あたりの消費額を確認

今回はモザンビークの旅行関連のデータについて簡単に整理します。

 

モザンビークの基本情報

モザンビークは南アフリカ、ジンバブエ、ザンビア、タンザニア、マラウイを隣国に持つアフリカ南部の国です。

モザンビークの人口は2016年時点で約2,900万人とアフリカでは比較的人口の多い国です。

一方、人口密度は36人/km2とアフリカ平均40人/km2をやや下回ります。

 

一人あたりGDPは2016年時点で1,200ドルとアフリカ平均の5,000ドルの3割にも満たない水準です。

アフリカ諸国の基本的な経済指標については以前まとめていますので、そちらを参照してください。

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また、アフリカ諸国間のGDP成長率の相関については、以下をご覧ください。

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アフリカ諸国における外国人観光客数ランキング

以下は直近におけるアフリカ諸国における外国人観光客の受け入れ人数のランキングです。

出所:World Bank “World Development Indicators” 注:国名後のカッコ内はデータの利用年次を表す。

 

モザンビークはアフリカでは10番目に多い外国人観光客数の国です。2019年では203万人超が訪れています。

なお、アフリカでもっとも外国人観光客が多いのは南アフリカで2019年は1,500万人です。なお、日本は同年では3,200万人の外国人観光が訪れています。

 

外国人観光客数

以下は2001年から2019年におけるモザンビークを訪れる外国人観光客数を表します。

2001年ではわずか40万人でしたが、2019年には203万人と5倍に増加しています。

出所:World Bank “World Development Indicators” 

旅行によるサービス貿易収支

外国人観光客の旅行による消費は通常サービスの輸出として捉えられます。また、逆に自国民の海外旅行での消費はサービスの輸入として扱われます。

以下は、そのサービス輸出とサービス輸入のGDPにおけるシェアを表します。

出所:World Bank “World Development Indicators”に基づく推計値

 

モザンビークの旅行によるサービス貿易収支は、2002年以降恒常的にGDP比で0-2%程度の赤字でしたが、2018年には黒字に転じています。

 

旅行者あたり消費額

上記のサービス貿易は旅行者全体の消費額を表すため、それを旅行客数で除することで旅行客一人当たりの消費額を試算することができます。

以下は、モザンビークを訪れる外国人観光客一人当たりの消費額(=旅行によるサービス輸出/外国人観光客数)の推移を表しています。

出所:World Bank “World Development Indicators”に基づく推計値

 

モザンビークを訪れる外国人観光客の一人当たり消費額は変動は大きいものの、おおよそ60-140ドル程度となっています。

 

さいごに

モザンビークの観光についてまとめると以下のとおりです。

  • モザンビークを訪れる外国人観光客数は2019年では203万人
  • 旅行によるサービス貿易収支は、2002年以降恒常的にGDP比で0-2%程度の赤字
  • 外国人観光客一人当たりの消費額はおよそ60-140ドル

引き続き他の国についても調べていきます。

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