今回はウガンダの旅行関連のデータについて簡単に整理します。
ウガンダの基本情報
ウガンダはルワンダ、コンゴ民主共和国、ケニア、タンザニア、南スーダンの国境の境目に位置する東アフリカの国です。
ウガンダの人口は2016年時点で約4,000万人で、アフリカ54カ国中では10番目に人口が多い国です。
また人口密度も高くアフリカで9番目に人口が密集する国です。
一人あたりGDPは2016年時点で2,100ドルとアフリカ平均の5,000ドルの4割程度です。
アフリカ諸国の基本的な経済指標については以前まとめていますので、そちらを参照してください。
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また、アフリカ諸国間のGDP成長率の相関については、以下をご覧ください。
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アフリカ諸国における外国人観光客数ランキング
以下は直近におけるアフリカ諸国における外国人観光客の受け入れ人数のランキングです。
出所:World Bank “World Development Indicators” 注:国名後のカッコ内はデータの利用年次を表す。
ウガンダはアフリカでは14番目に外国人観光客数が多く、2019年は140万人が訪れています。
なお、アフリカでもっとも外国人観光客が多いのは南アフリカで2019年は1,500万人です。なお、日本は同年では3,200万人の外国人観光が訪れています。
外国人観光客数
以下は1995年から2019年までの外国人観光客数とウガンダからの海外旅行客数を表します。
外国人観光客数は1995年は20万人ほどでしたが、2017年には140万人と7倍以上に増加しています。
一方、ウガンダからの海外旅行客数は15万人から60万人と4倍に増加しています。
出所:World Bank “World Development Indicators”
旅行によるサービス貿易収支
外国人観光客の旅行による消費は通常サービスの輸出として捉えられます。また、逆に自国民の海外旅行での消費はサービスの輸入として扱われます。
以下は、そのサービス輸出とサービス輸入のGDPにおけるシェアを表します。
出所:World Bank “World Development Indicators”に基づく推計値
旅行によるサービスの輸出はGDP比で3-4%ほどであり、旅行によるサービス輸入を除いた純輸出は1-3%前後で推移しています。
旅行者あたり消費額
上記のサービス貿易は旅行者全体の消費額を表すため、それを旅行客数で除することで旅行客一人当たりの消費額を試算することができます。
以下は、ウガンダを訪れる外国人観光客一人当たりの消費額(=サービス輸出/外国人観光客数)の推移を表しています。
出所:World Bank “World Development Indicators”に基づく推計値
外国人観光客一人当たりの消費額はおよそ600-800ドル前後で推移しています。
一方、ウガンダからの海外旅行客あたり消費額は直近では600ドル程度となっています。
さいごに
ウガンダの旅行についてまとめると以下のとおりです。
- ウガンダを訪れる外国人観光客数は2019年では140万人でアフリカ全体では14番目
- 旅行によるサービスの純輸出はGDPで1-3%前後
- 外国人観光客一人当たりの消費額はおよそ600-800ドル前後
引き続き他の国についても調べていきます。