モザンビークの産業構造:GDPシェア、GDP寄与度、労働者数シェア、労働生産性について

今回はモザンビークの産業構造を確認します。

 

モザンビークの基本情報

モザンビークは南アフリカ、ジンバブエ、ザンビア、タンザニア、マラウイを隣国に持つアフリカ南部の国です。

モザンビークの人口は2016年時点で約2,900万人とアフリカでは比較的人口の多い国です。

一方、人口密度は36人/km2とアフリカ平均40人/km2をやや下回ります。

 

一人あたりGDPは2016年時点で1,200ドルとアフリカ平均の5,000ドルの3割にも満たない水準です。

アフリカ諸国の基本的な経済指標については以前まとめていますので、そちらを参照してください。

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また、アフリカ諸国間のGDP成長率の相関については、以下をご覧ください。

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産業別GDP構成比

早速ですが、以下は1970年から2019年までの産業別のGDP構成比の推移を表します。

出所:UN “The National Accounts Main Aggregates Database”

 

モザンビークの主要な1.農業であり、かつてはGDP全体の1/3以上を占めていましたが、直近では30%を切っています。

一方、この期間において7.その他サービスや2.鉱業・電ガス水はシェアを大幅に拡大させています。

 

産業別GDP寄与度

以下はGDPにおける5年平均の産業別寄与度を表します。

出所:UN “The National Accounts Main Aggregates Database”に基づく推計値

 

モザンビークは1977年から1992年にかけて内戦状況にあり、そのためこの期間においては、経済成長が不安定な状況にありました。

特に1980年代前半は大幅なマイナス成長となっています。

内戦収束後の1990年代後半から2010年代前半にかけては年率6%以上の好景気を迎えていましが、直近では経済成長が鈍化しています。

 

産業別就業者数シェア

以下は1991年から2019年の産業別就業者数のシェアを表します。

出典:ILO Modelled Estimatesに基づく推計

 

1991年時点でもっとも就業者の多い産業は1.農業であり、80%以上ほどを占めていましたが、直近では70%まで縮小しています。

一方、7.その他サービスや3.製造業はシェアを拡大させています。

 

産業別労働生産性(産業別就業者あたりGDP)

以下は2019年における産業別の労働生産性(産業別の就業者一人あたりGDP)を米ドル換算で表しています。

出典:ILO Modelled EstimatesおよびUN “The National Accounts Main Aggregates Database”に基づく推計

 

2019年における全体の労働生産性は1,100ドルほどですが、産業によりそれは大きく異なります。

もっとも労働生産性が高い産業は2.鉱業であり、労働生産性は21,000ドルほどです。

一方、もっとも生産性の低い産業は1.農業であり労働生産性はわずか400ドル程度となっています。

 

さいごに

モザンビークの産業構造についてまとめると以下のとおりです。

  • 直近で最もGDPシェアの大きい産業は1.農業
  • 1990年後半から2010年代前半は6%ほどの経済成長
  • 就業者の多い産業は1.農業であり一国全体の70%
  • 労働生産性が高い産業は2.鉱業(21,000ドル)、一方もっとも低いのは1.農業(400ドル)

引き続き他の国についても調べていきます。

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