コンゴ共和国の人口構成と将来の見通し。年齢構成や学歴構成の変化を確認する

今回はコンゴ共和国の人口構成にフォーカスしてみます。

なお、他の国との人口規模については、こちらで比較しております。

関連記事

こんにちは、KOMEです。 1回目の投稿ではアフリカの経済指標についてざっくり整理します。   アフリカと一言でいっても、アフリカ連合に加盟している国だけでも55か国もあります。なお、外務省のHPを確認すると20[…]

 

コンゴ共和国の基本情報

コンゴ共和国は中央アフリカの国で、コンゴ民主共和国、ガボン、赤道ギニア、カメルーン、中央アフリカ共和国の5か国と接しています。

 

コンゴ共和国の人口は2016年時点で約500万人で、アフリカでは比較的小さな国です。

一方、一人あたりGDPは2016年時点でアフリカ平均5,000ドルよりも高い6,300ドルです。

 

人口の見通し

早速ですが、以下はコンゴ共和国の1950年から2020年までの年齢階層別の人口の推移と、2100年までの見通しです。

出典:UN World Population Prospects 2019

 

コンゴ共和国の人口は2020年では600万人ですが、70年前の1950年ではわずか80万人でした。この期間の人口の平均成長率は2.7%です。

また、将来の見通しでは2030年には700万人、2050年には1,100万人、2100年では2,100万人まで増加する見込みです。

人口の平均成長率は2020-2050年が2.2%、2050-2100年は1.3%の見通しです。

 

人口構成の見通し

こちらは先ほどのグラフの年齢階層シェアの推移です。

1950年では40%あった14歳以下の人口は、1980年ごろには46%まで上昇し、その後は減少に転じます。

2020年には41%となり、減少傾向はその後も継続し2050年では34%、2100年では24%まで減少する見込みです。

また、80歳以上人口は1950-2020年では0.3%ですが、2050年には0.6%、2100年には2.3%まで増加する見込みです。

出典:UN World Population Prospects 2019

 

人口ボーナス・人口オーナス

豊かな労働力は経済成長に寄与しますが、その労働力の豊富さを図る指標として人口ボーナスと人口オーナスというものがあります。

野村証券によると人口ボーナス(および人口オーナス)を以下のように定義してます。

生産年齢人口(15~64歳)に対する従属人口(14歳以下の年少人口と65歳以上の老年人口の合計)の比率が低下し、経済成長を促すこと。人口ボーナス期では豊富な労働力を背景に個人消費が活発になる一方、高齢者が少なく社会保障費用が抑えられるため、経済が拡大しやすい。逆に従属人口の比率が相対的に上昇することを人口オーナスという。

 

以下は、1950-2100年の人口ボーナス・人口オーナスを示します。

コンゴ共和国では1950-1980年までは人口オーナス期でしたが、その後は2100年へかけて緩やかな人口ボーナス期が継続します。

出典:UN World Population Prospects 2019に基づく推計

 

男女別の学歴構成

以下は1950-2015年までの男女別の最終学歴の構成です。

ここでは15歳未満は就学前も、在学中も卒業者もすべて合わせています。残りの5つの学歴については15歳以上を対象としています。

 

出典: Wittgenstein Centre for Demography and Global Human Capitalに基づく推計

 

コンゴ共和国も他のアフリカの国と同様に未就学シェアが1950年以降急激に減少しており、1950-2015年の期間では男性は52%から9%、女性は59%から15%まで減少しています。

一方、高卒および専門・大卒以上は増加しており、男性はそれぞれ0.2%から7.3%、0.1%から5.1%と拡大しています。

同様に女性も学歴化が進み、高卒および専門・大卒以上はそれぞれ0.0%から4.6%、0.0%から2.0%と男性に比べ増加は緩やかですが、拡大傾向にあります。

 

都市部と農村部人口の構成と人口密度

以下は1960年以降の全人口のうち都市部に住む人口シェアと、都市部、農村部および平均の人口密度の推移です。

なお、都市部と農村部の人口密度はデータの制約により1990年以降の10年おきに推計値になります。

 

出典:World Development Indicatorsに基づく推計

コンゴ共和国の都市部人口シェアは急激に増加しています。

1960年では都市部人口のシェアはわずか32%でしたが、現在では67%まで増加してます。

都市部人口の増加に伴い、人口密度も急増しています。都市部の人口密度は1990年の1,178人/平方kmでしたが、2010年では2,487人/平方kmと倍以上密度が増えており、都市部の土地開発が追い付いていない状況です。

 

さいごに

コンゴ共和国の人口構成と見通しの特徴は以下のとおりです。

  • 人口は1950年、2020年、2100年ではそれぞれ80万人、600万人、2,100万人
  • 14歳以下の人口構成は1980年の46%から、2020年は41%、2100年は24%と減少の見込み
  • 80歳以上人口は2020年の0.3%から、2050年は0.6%、2100年は2.3%と緩やかに増加
  • 1950-1980年までは人口オーナス期でしたが、その後は2100年まで人口ボーナス期の見込み
  • 未就学人口は一貫して減少、一方高卒および専門・大卒以上は一貫して増加
  • 都市部人口シェアは1960年から2019年では32%から67%まで増加

 

引き続き他の国についても調べていきます。

最新情報をチェックしよう!