今回は赤道ギニアの国際連合食糧農業機関(FAO)が公表しているデータからSDGsに関連する指標を見てみようと思います。
ここでは17のゴールのうち、主にGoal2: 飢餓をゼロに、Goals14: 海の豊かさを守ろう、Goals15: 陸の豊かさも守ろう、に関連する指標を扱います。
なお、SDGsについては日本ユニセフ協会のHPにてわかりやすく紹介されていますので、よろしければご覧ください。
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赤道ギニアの基本情報
赤道ギニアは、国土のうち9割がアフリカ大陸にあり、残りのは南太西洋のギニア湾に浮かぶ島々から構成されています。
首都マラボは大陸ではなくビオコ島にあります。
赤道ギニアの人口は2016年時点で約90万人とアフリカでは5番目に人口の少ない国です。
人口密度は31人/km2とアフリカ平均の40人/km2の8割程度です。
一人あたりGDPは2016年時点で37,000ドルとアフリカ平均の5,000ドルの7倍以上あり、アフリカではもっとも高い国です。
アフリカ諸国の基本的な経済指標については以前まとめていますので、そちらを参照してください。
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また、アフリカ諸国間のGDP成長率の相関については、以下をご覧ください。
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農業
Goal2「飢餓をゼロに」関連して、ここでは農業について扱います。
以下はGDPに占める農業シェア(左図)と政府支出に占める農業関連シェア(右図)をランキングしています。
なお、参考国としてここでは日本、米国、中国を並記しています。
GDPに占める農業シェアに関して、赤道ギニアは3%ほどでありアフリカでは48番目です。
一方、政府支出に占める農業関連シェアは1%で35番目となっています。
出所:SDG Indicators, FAO stat, December 2022.
以下は、GDPに占める農業シェアの2000年以降の推移を表しています。
農業のGDPシェアは2000年代では徐々にシェアは減少したのち、2010年以降では再び上昇傾向となっています。
一方で、政府消費に占める農業シェアは2000年代後半から直近にかけてほぼ横ばいとなっています。
出所:SDG Indicators, FAO stat, December 2022.
なお、一国全体における農林水産業や各産業のGDPシェアについて以下の記事をご覧ください。
漁業
Goals14「海の豊かさを守ろう」に関連して、ここでは持続可能な魚類資源割合(左図)とGDPに占める持続可能な漁業シェア(右図)をランキングしています。
また参考国としてここでは日本、米国を並記していますが、日本と米国はともに持続可能な魚類資源割合(左図)では7割程度となっています。
この指標でデータの利用できる国が少なく、赤道ギニアは非対象国となっていますので、ここでは参考程度に載せておきます。
また、GDPに占める持続可能な漁業シェアについては0.2%であり(データの確認できる限りでは)アフリカでは22番目となっています。
出所:SDG Indicators, FAO stat, December 2022.
なお、一国全体における農林水産業や各産業のGDPシェアについて以下の記事をご覧ください。
森林
Goals15「陸の豊かさも守ろう」に関して、ここでは国土に占める森林割合(左図)と森林における長期管理計画下割合(右図)をランキングしていています。
ここでは参考国として日本、米国、中国を並記しています。
赤道ギニアの森林面積割合は87.3%であり、アフリカでは2番目に位置しています。
(なお、森林における長期管理計画下割合のデータについては公表されておりません。)
出所:SDG Indicators, FAO stat, December 2022.
上記の指標について2000年以降の推移を表しているのが、以下のグラフです。
国土に占める森林割合は2000年では93%ほどありましたが、直近では87%ほどまで低下しています。
(なお、長期管理計画されている森林シェアのデータについては公表されておりません。)
出所:SDG Indicators, FAO stat, December 2022.
さいごに
この記事ではFAOのデータベースを用いて作成しています。
そのためSDGsの指標としては偏りがありますが、SDGsには他にも様々なGoalsやそれに関連する指標があります。
そういった情報については法政大学の川久保研究室のホームページにて詳細を知ることができますので、よろしければご覧ください。