ナイジェリアの人口構成と将来の見通し。年齢構成や学歴構成の変化を確認する

今回はナイジェリアの人口構成にフォーカスしてみます。

なお、他の国との人口規模については、こちらで比較しております。

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人口の見通し

早速ですが、以下はナイジェリアの1950年から2020年までの年齢階層別の人口の推移と、2100年までの見通しです。

出典:UN World Population Prospects 2019

 

ナイジェリアの人口は2020年では2.1億人ですが、70年前の1950年では3,800万人でした。この期間の人口の平均成長率は2.4%です。

また、将来の見通しでは2030年には2.6億人、2050年には3.3億人、2100年では7.3億人まで増加する見込みです。

人口の平均成長率は2020-2050年が2.2%、2050-2100年は1.2%の見通しです。

 

人口構成の見通し

こちらは先ほどのグラフの年齢階層シェアの推移です。

1950年では42%あった14歳以下の人口は、2020年でもあまり変わらず43%ですが、それ以降は急激にシェアを下げ2050年では35%、2100年では24%まで減少する見込みです。

また、80歳以上人口は1950-2050年はほぼ変わらず0.2-0.3%ですが、2050年以降は徐々に増加し2100年では1.4%の見込みです。

出典:UN World Population Prospects 2019

 

人口ボーナス・人口オーナス

豊かな労働力は経済成長に寄与しますが、その労働力の豊富さを図る指標として人口ボーナスと人口オーナスというものがあります。

野村証券によると人口ボーナス(および人口オーナス)を以下のように定義してます。

生産年齢人口(15~64歳)に対する従属人口(14歳以下の年少人口と65歳以上の老年人口の合計)の比率が低下し、経済成長を促すこと。人口ボーナス期では豊富な労働力を背景に個人消費が活発になる一方、高齢者が少なく社会保障費用が抑えられるため、経済が拡大しやすい。逆に従属人口の比率が相対的に上昇することを人口オーナスという。

 

以下は、1950-2100年の人口ボーナス・人口オーナスを示します。

ナイジェリアは1950-1990年までは緩やかな人口オーナス期ですが、1990年以降は人口ボーナスに転じ、2020年以降は急激な人口ボーナスが到来する見通しです。

その流れは2090年くらいまで継続するため、ナイジェリアでは長期で高い経済成長が見込まれると思われます。

 

出典:UN World Population Prospects 2019に基づく推計

 

男女別の学歴構成

以下は1950-2015年までの男女別の最終学歴の構成です。

ここでは15歳未満は就学前も、在学中も卒業者もすべて合わせています。残りの5つの学歴については15歳以上を対象としています。

 

出典: Wittgenstein Centre for Demography and Global Human Capitalに基づく推計

 

ナイジェリアは未就学シェアが1950年以降急激に減少しており、1950-2015年の期間では男性は51%から17%、女性は58%から28%まで減少しています。

一方、高卒および専門・大卒以上は増加しており、男性はそれぞれ1%から15%、0.0%から6.9%と拡大しています。

同様に女性も学歴化が進み、高卒および専門・大卒以上はそれぞれ0.0%から9.8%、0.0%から4.0%と、男性と比べるといまだにギャップは残るものの教育水準は改善しています。

 

都市部と農村部人口の構成と人口密度

以下は1960年以降の全人口のうち都市部に住む人口シェアと、都市部、農村部および平均の人口密度の推移です。

なお、都市部と農村部の人口密度はデータの制約により1990年以降の10年おきに推計値になります。

 

出典:World Development Indicatorsに基づく推計

ナイジェリアの都市部人口シェアは急激に増加しています。1960年では都市部人口のシェアは15%でしたが、現在では51%まで増加してます。

また、都市部の人口密度も急増しており、1990年の1,643人/平方kmから4,008人/平方kmと倍以上となっており、都市部の開発が追い付いていない状況です。

 

さいごに

ナイジェリアの人口構成と見通しの特徴は以下のとおりです。

  • 人口は1950年、2020年、2100年ではそれぞれ3,800万人、3.3億人、7.3億人
  • 14歳以下の人口構成は2020年の43%から、2050年は35%、2100年は24%まで減少の見込み
  • 80歳以上人口は2020年の0.2%から、2050年は0.3%、2100年は1.4%とゆるやかに増加の見込み
  • 1950-1990年までは緩やかな人口オーナス期でしたが、1990年以降は人口ボーナスに転じ、2020年以降は急激な人口ボーナスが到来する見通し
  • 未就学人口は一貫して減少、一方高卒および専門・大卒以上は一貫して増加
  • 都市部人口シェアは1960年から2019年では15%から51%まで増加

 

引き続き他の国についても調べていきます。

 

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