今回はウガンダに関する観光に関するデータを整理します。
なお、この記事は世界観光機関（World Tourism Organization）が公開している観光統計データベース（UNWTO Tourism Statistics Database）を用いています。
ウガンダの基本情報
ウガンダはルワンダ、コンゴ民主共和国、ケニア、タンザニア、南スーダンの国境の境目に位置する東アフリカの国です。
ウガンダの人口は2016年時点で約4,000万人で、アフリカ54カ国中では10番目に人口が多い国です。
また人口密度も高くアフリカで9番目に人口が密集する国です。
一人あたりGDPは2016年時点で2,100ドルとアフリカ平均の5,000ドルの4割程度です。
アフリカ諸国の基本的な経済指標については以前まとめていますので、そちらを参照してください。
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また、アフリカ諸国間のGDP成長率の相関については、以下をご覧ください。
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入国者数（外国人観光客数）
以下はウガンダにおける1995年以降の外国人入国者数の推移（左図）とその構成（右図）を示しています。
また、1段目のグラフは宿泊者か当日出国者を表し、2段目は入国の目的、3段目は入国手段、4段目は入国者の地域を表しています。
まず入国者数全体を見ると、1995年では20万人ほどの入国者がおり、2019年には150万人ほどに達していますが、2020年には新型コロナの影響により50万人にまで激減しています。
出所：World Tourism Organization (2023), UNWTO Tourism Statistics Database, Madrid, data updated on 25/01/2023
次に入国者の構成を確認します。
はじめに1段目の入国者数の宿泊者か当日出国者からの内訳については、直近ではすべて宿泊者数のみとなっています。
次に2段目の入国目的を見ると、おおよそプライベート目的が8割、ビジネス目的が2割ほどとなっています。
3段目の入国手段を見ると、かつては空路が5割、陸路が5割でしたが、直近では空路が2割、陸路が8割へ変化しています。
4段目では入国者の出身地域を表しています。
これを見ると、1995年では6割がアフリカ、2割がヨーロッパでしたが、直近では9割がアフリカとなっています。
観光客の観光関連の消費額
ここでは外国人のウガンダでの消費額（左図）と一人あたり消費額（右図）を表しています。
また、参考としてウガンダ人の海外での消費額合計（下段左図）と一人あたりの海外での消費額（下段右図）を並記しています。
外国人のウガンダでの消費額合計は1995年では1億ドルほどでしたが、2018年には15億ドルほどまで上昇しています。
しかし、2020年には新型コロナの影響により5億ドル程度まで急激に下落しています。
これらを一人あたり消費額で見ると、1995年では一人あたり消費額は500ドル程度でしたが、2019年には900ドルまで上昇しています。
注：一人あたり消費額については消費額を入国者もしくは出国者数で除して算定している。
出所：World Tourism Organization (2023), UNWTO Tourism Statistics Database, Madrid, data updated on 25/01/2023.
一方、ウガンダ人の海外での消費額を見ると1995年では海外で1億ドルほど消費していましたが、2019年には6億ドルほどまで急増していますが、その後は新型コロナの影響により3億ドルほどまで低下しています。
（なお、ウガンダ人の一人あたり消費額についてはデータが確認できません。）
さいごに
今回は世界観光機関のデータベースに基づき観光に関する指標見てきました。
本サイトでは他にも、観光に関する貿易収支や、アフリカ諸国内ので観光客数ランキングなどまとめた記事も公開していますので、よろしければご覧ください
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