エジプトのCPI(消費者物価指数)と物価データ(デフレータ)

CPI

今回はエジプトのCPIおよびデフレータについて整理します。

なお、ここでは国内での物価の成長率について取り上げます。

物価水準の国際比較については、以下の記事などを参照ください。

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エジプトの基本情報

エジプトの人口は2016年時点で

約9,300万人とアフリカでは3番目に人口の多い国です。

人口密度は93人/km2とアフリカ平均の40人/km2の2倍以上です。

 

一人あたりGDPは2016年時点で12,000ドルとアフリカ平均の5,000ドルの2倍以上です。

アフリカ諸国の基本的な経済指標については以前まとめていますので、そちらを参照してください。

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CPI(消費者物価指数)とGDPデフレータ

以下は1970-2020年までのCPI(消費者物価指数)とGDPデフレータ(現地通貨建てとドル建て)の成長率の推移です。

なお、GDPデフレータとはGDPの物価変動を示し、名目GDP÷実質GDPにより算定できます。

 

GDPデフレータとCPIの成長率

出所:UN (National Accounts – Analysis of Main Aggregates)  and World Bank (WDI)

 

時系列ではCPIと現地通貨建てのGDPデフレータはほぼ近似した推移となっています。

一方、ドル建てのGDPデフレータの変動は激しく、現地通貨建てのGDPデフレータとは変動も異なっており、この期間での両者の相関係数は-0.07であり、ほぼ相間があるとは言えません。

 

エジプトでは1970年代前半や1990年代後半にはマイナス成長率となる時期もあり、この時期は低い成長率となっていますが、

その期間以外のデフレータはおおよそ10-15%程の成長率となっています。

 

最終消費支出デフレータ

GDPには消費、生産、分配の三種類のGDPがあり、これらが等しくなる性質を三面等価性と言います。

ここでは、そのうちの消費(最終消費)のGDPの内訳である、家計消費、政府消費、投資、輸出、輸入のデフレータについて10年間の平均をグラフ化したものが以下となります。

 

最終消費支出項目別デフレータ

出所:UN (National Accounts – Analysis of Main Aggregates)  and World Bank (WDI)

 

1970年代では輸出・輸入ともに13%と高いデフレータの成長率となっている一方で、政府消費は5%程度に留まっています。

1980年代には、貿易だけでなく他の消費も10%以上と高い物価の成長率となっています。

1990年代には家計消費が最も高い成長率となる一方で、投資はマイナス成長となっています。

2000年代には、いずれの消費も8-9%と高い成長率となっています。

2010年代も、2000年代に続きすべての消費項目で10%以上と高い成長率となっています。

 

産業別GDPデフレータ

次に、生産のGDPデフレータについてです。

以下は10年平均ごとの産業別デフレータを示します。

 

産業別GDPデフレータ

出所:UN (National Accounts – Analysis of Main Aggregates)

 

1970年代は鉱業・電ガス水や建設業のデフレータが最も高い一方で、サービス業は全般的に低い成長率となっています。

一方、1980年代には鉱業・電ガス水の成長率が低くなる一方で、前期間で低い成長率であったサービス業は10%以上となっています。

1990年代および2000年代には再び鉱業・電ガス水の成長率は高まり、2010年代にはすべての産業で10%以上の高い成長に繋がります。

 

なお、産業別の(実質)GDP成長率については、以下の記事を参照ください。

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さいごに

今回は物価(消費者物価指数・GDPデフレータ)に関して、過去のデータを整理しました。

普段物価を除いた実質GDPをニュースなどで目にすることが多いですが、物価については生活体験の中で感じる人も多いと思います。

過去の水準を知ることで、現在の水準の高低具合を感じ頂けると幸いです。

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